松本社寺建設の宮大工は、お寺や神社の新築・改修、また、歴史的建築物などの解体保 存から一般住宅の建築まで、先人たちから引き継いだ『技とこころ』で、一軒一軒大切に 建てています。 「職人さんたち」第1回は、そんな松本社寺建設の宮大工の紹介です。
宮大工棟梁
松本 広
まつもと たかひろ
昭和26年生
●出身 岡山県津山市
●プロフィール
中学卒業後、すぐに大工弟子入り。20歳の時に、「もっと素晴らしいことがしたい!」と宮大工を目指すことを決意。 法隆寺を改修した宮大工、西岡常一氏を訪ね、氏の紹介を受けた文化財専門の工務店に入門。宮大工の心そして技術を学ぶ。
34歳で独立し有限会社松本社寺建設を設立。 現在は2人の弟子とともに、その知恵と技を継承しつつ、大工道具の体験などを通して学生やこどもたちにも「木の良さ・大切さ」を伝えていく活動も積極的に行っている。
宮大工
谷口 征雅
たにぐち ゆきまさ
昭和60年生
●出身 埼玉県鴻巣市
●プロフィール
ものつくり大学卒業
大学4年時にインターンとして従事。
卒業後、2008年に入社。
中学時代に見た薬師寺の塔に衝撃を受け、本物を作ってみたいと思い大工志願。
宮大工
内田 俊矢
うちだ としや
昭和61年生
●出身 東京都八王子市
●プロフィール
職藝学院卒業
2008年入社。
社寺建築は、日本建築の中で最も意匠的だと感じ、自分も宮大工に なって、たくさんの技術を学び、 後世に残る建物が造れるようになりたいと、修業中。
宮大工
小林 央
こばやし ひさし
平成元年生
●出身 神奈川県鎌倉市
●プロフィール
大学4年時にインターンとして従事。
卒業後、2012年に入社。
日本の伝統の大工技術を学びたいと思った。
松本社寺建設宮大工職人の作業風景
ちょうなでの作業(都筑民家園茶室)
のこびき作業 (瑞泉寺 総門)
柱の根継ぎ作業 (瑞泉寺 総門)
柱の根継ぎ作業 (瑞泉寺 総門)
世界に誇る木工技術「木組みの技」動画公開!
●建物の「土台」工事中です。木と木を頑丈につなぐ継ぎ手「鎌継ぎ」。角(かど)
の組み合わせは「台輪留め」という化粧仕口です。
●次は棟木(むなぎ)。屋根のてっぺんに上がる棟木に、松本棟梁が筆で記録を残し
ています。これで、未来の大工が見てもわかります。そして、力を合わせ、棟木をは
め込みます。これも木と木を組む「木組み」の技です。